
インフラエンジニアって職人みたいでカッコよくて最強だと思うんだけど、インフラエンジニアはやめとけなんてよく聞くなあ。なぜそんなこと言われているんだろう?詳しい人に教えて欲しい!
そんな疑問を解決します。
インフラエンジニアはITエンジニアの中でも平均年収が高く、スキルさえあればAWSなどの最高峰の会社への転職も目指せる最強の職種と言っても過言ではないかと考えています。
それでも、インフラエンジニアはやめとけと言う人が多いのも事実です。
結論から言うと、インフラエンジニアはやめとけと言われている理由は5つあります。
- 仕事が地味
- リモートワークがやりづらい
- 夜勤や休日出勤が多い
- 障害対応が多い
- アプリ開発と比べて立場が弱い
5つの中身の詳細について、徹底解説していきます。
本記事を読むと、インフラエンジニアはやめておけと言われる理由と、実はIT未経験者にはインフラエンジニアをおすすめする理由がわかります。

未経験からエンジニアを目指す場合、転職エージェントを使ったり、プログラミングスクールに通ってプログラマなる方法などがとてもわかりやすいのです。
一方で、無料でITスクールに通いながら転職支援受けながらエンジニアを目指す方法もあり、IT未経験におすすめの転職エージェントでまとめていますので、そちらもご確認ください。
本記事の信頼性
・本記事は、実際20代IT未経験だった私が無料のITスクールを卒業して転職した体験談から記載をしています。
・IT業界に在籍して15年目になり転職3回。
・大手企業のIT担当管理職や採用担当の立場の側面もあり、未経験の人が面接に来た際にどう捉えるかも含めて解説しています。
もくじ
インフラエンジニアはやめておけと言われる5つの理由

インフラエンジニアがやめておけと言われる5つの理由について徹底解説していきます。
- 仕事が地味
- リモートワークがやりづらい
- 夜勤や休日出勤が多い
- 障害対応が多い
- アプリ開発と比べて立場が弱い
一つずつ解説していきます。

①仕事が地味
インフラエンジニアの仕事は正直地味です。
プログラミングのように動くものが見られるわけでもなく、アプリケーションが動く基盤を担当しています。
設計書も構成図はパラメーター設計が多くを占め、画面設計などもありません。
ハードウェアを配線で繋げたり、基盤を動かすOSインストールなどの地味な初期構築にはとても時間が掛かります。
基盤を構築する際にもミスがあっては大変なので、重厚な作業手順書をとても丁寧に作り込み、有識者に何度もレビューしてもらってようやく完成します。
自分で作って動かしている実感を受けづらく、24時間365日の安定稼働という厳しいミッションが求められる中、正直地味でやりがいを感じない人が過去の体験から「やめておけ」と言われることがあります。

②リモートワークがやりづらい
インフラエンジニアの仕事の中で、機器の初期構築や障害対応などは出社しないと対応できないものが多いです。
プログラマはリモートで仕事をしてソースコードを納品すれば仕事が完了します。
プログラマなどと比較すると出社しないとできない仕事が多いため、どうしてもリモートワークの比率は下がってしまいます。
ITエンジニア自体のリモートーワーク比率はPAIZA調べで80%近くありとても高いのですが、それに期待してインフラエンジニアなるとリモートワークのやりづらさがギャップになって、やめておけと言われる理由の一つになっています。

③夜勤や休日出勤が多い
障害対応や夜間対応の多さは、インフラエンジニア転職した後に私も初めて体験して驚きました。
インフラの保守対応(OSやミドルウェアのバージョンアップやバグFIXのパッチあて)などは、基本的にアプリケーションがあまり稼働していない夜間や休日に長時間(数時間〜10数時間)掛けて行います。
さらに、アプリケーションの保守対応などの際にもインフラ部隊は何か問題が発生した時のリスク対応として夜間や休日に一緒に出勤をお願いされることも多いです。
私も一つに4回ほど休日夜間出勤が発生した時があって、その時は正直疲れました。気が休まることがなく、やめておけと言われる一つの理由になっているかと思います。

④障害対応が多い
インフラ自体は、OSやミドルウェア・データベース・ネットワークなど様々な要素で構成されています。
そのため、障害になるポイントが非常に多く発生確率も高いです。
昨日はOSの障害対応、翌日はデータベースの障害対応やトラブル対応などが連続することもめずらしくありません。
また、障害対応は事前にマニュアルは準備されていますが、マニュアル通りに進まないことも多々あり、神経をすり減らします。
担当している領域が狭いうちはいいのですが、スキル上がって範囲が広がりリーダークラスになると電話がかかってくる頻度も増えました。障害対応は夜間休日対応も多く神経もすり減り生活が不規則になるため、インフラエンジニアはやめておけと言われる理由の一つになっています。

⑤アプリ開発と比べて立場が弱い
インフラエンジニアは、アプリケーションエンジニアと比べて若干立場が弱いことがあります。
本当は一つのシステムを作る上で立場は平等なはずですが、なぜかアプリケーション開発部隊の方の都合が優先されることが多々ありました。
理由としては、アプリケーションは事業利益や生産性に直結するため、インフラ側の都合が調整弁として利用されるからです。
例えば、メンテナンス日を先にインフラ側が予定していて調整が完了していてもアプリ側の競合対策のリリースが後から入り込み、インフラ側が再度日程調整を余儀なくされるなんてこともありました。
これは理由としては致し方ないなと思うんですが、事前に予定していたものが変更を余儀なくされたり再度調整が必要になるため、そこにストレスを感じた人がインフラエンジニアはやめておけと言われる一つの理由になっているかと思います。

インフラエンジニアになる3つのメリット
インフラエンジニアになるメリットは3つあります。
- IT業界は他職種よりも平均年収が高い
- インフラエンジニアの年収は他業界よりも高め
- ITエンジニアの需要は今後も高まる
一つずつ解説していきます。

①IT業界は他職種よりも平均年収が高い
ITエンジニア自体の年収は、全体と比較しても40〜50万円と高いです。
なんだそれだけかよ、と思いがちですが、40年働くと約2,000万円です。
2,000万円の差ってメチャクチャ大きいですよね。
普通に仕事していて2,000万円多く稼ごうと思ったら、とても大変だと思います
それが、業界に入れば手に入ると思うと、掛ける労力に対して得られるものが非常に大きいです。
日本の人口が減っていってマーケット自体が縮小され企業も苦しくなっていく中、2,000万円の差を埋めようと思ったら今後は相当大変だと思います。

②インフラエンジニアの年収はIT業界の中でも高め
カテゴリ | 職種 | 年収 |
---|---|---|
コンサルタント | システムコンサルタント(業務系) | 1,024万円 |
マネジメント | プロダクトマネジャー(パッケージソフト・ミドルウェア) | 837万円 |
コンサルタント | セキュリティコンサルタント | 788万円 |
コンサルタント | システムコンサルタント(ネットワーク・通信) | 744万円 |
コンサルタント | パッケージ導入コンサルタント(ERP・SCM・CRM等) | 679万円 |
マネジメント | プロジェクトマネジャー・リーダー(WEB・オープン・モバイル系) | 658万円 |
エンジニア | プリセールス・セールスエンジニア | 633万円 |
エンジニア | プログラマー(ゲーム・アミューズメント系) | 603万円 |
エンジニア | ネットワーク設計・構築(LAN・WAN・インターネット) | 588万円 |
エンジニア | システムエンジニア(DB・ミドルウェア設計/WEB・オープン・モバイル系) | 576万円 |
エンジニア | システムエンジニア(アプリ設計/WEB・オープン・モバイル系) | 568万円 |
エンジニア | プログラマー(汎用機系) | 550万円 |
エンジニア | プログラマー(WEBサイト・インターネットサービス系) | 548万円 |
エンジニア | システムエンジニア(アプリ設計/汎用機系) | 544万円 |
エンジニア | サーバ設計・構築(LAN・WAN・インターネット) | 538万円 |
エンジニア | プログラマー(制御系) | 533万円 |
エンジニア | プログラマー(WEB・オープン・モバイル系) | 525万円 |
エンジニア | システムエンジニア(通信制御ソフト開発/制御系) | 524万円 |
エンジニア | システムエンジニア(パッケージソフト・ミドルウェア) | 503万円 |
コンサルタント | SEOコンサルタント・SEMコンサルタント | 495万円 |
エンジニア | WEBデザイナー | 479万円 |
エンジニア | プログラマー(パッケージソフト・ミドルウェア) | 427万円 |
IT業界の職種と年収を調査した結果、インフラエンジニアの年収はプログラマーやシステムエンジニアと比較して高め(赤字部分)でした。
インフラエンジニアは、そもそもなりたい人が少なく希少価値が高いのと、インフラ系の技術難易度が高度な資格がベンダから出ており、その資格取得と転職によって平均年収が全体的に上がっているためです。
インフラエンジニアはITエンジニアの中でも年収が高く推移する可能性があるため、年収面でインフラエンジニアになるメリットは大きいです。
私もインフラ系の資格は多く取得しましたが、取得するほどスキルアップも実感して年収も比例して上がっていきました。

③IT業界は人材不足に悩んでおり、ITエンジニアの需要は今後も高まる

先程日本の人口が減っていって、マーケットが縮小していく話をしました。
にも関わらず、拡大している業界がIT業界です。
10年後の2030年には、数十万人規模でIT人材が不足するという試算がされています。
また、システムがクラウド化されていく中で、高度なインフラエンジニアの需要は今後ドンドン高まっていくと思われます。
AWSやGCPなどの世界のクラウドシステムを支えるインフラエンジニアになるのも、夢ではないと思います。
縮小していく環境で、拡大して供給が追いつかないIT人材は、仕事が当面無くなることもないですし、需要と供給のバランスが取れていないため、報酬もドンドン上がっていくのでは無いかと予想されています。

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアに向いている人の特徴は3つあります。
- 職人気質
- 慎重に仕事を進められる人
- 機械が好きな人
一つずつ解説していきます。

①職人気質
インフラには高い品質が求められます。
インフラを一つずつ丁寧に作り上げていく様は、まさに縁の下の力持ちで「職人」と言った感じです。
こだわりを持って、安定稼働することに喜びを覚えられるような責任感のある職人気質のある人が向いています。
②慎重に仕事を進められる人
インフラの一つの設計ミス・設定ミスはシステム全体を動かなくしてしまう大きな影響を及ぼします。
そのため、手順の確認やテストケースの網羅的な洗い出し、問題の発見と適切な対応など、一つずつ慎重に事前準備を徹底的に行い、丁寧に仕事を進めれる人、心配性な人、保守的な人が向いています。
作りながら、失敗しながら進めていく方法が好きな人は向いていないと思います。

③機械が好きな人
インフラエンジニア、ハードウェア機器やネットワーク機器など実際に機械に触って仕事をすることがとても多いです。
サーバーをラックに組み立てて、電源コードや配線を繋いだり、システム同士を接続することが好きな方はインフラエンジニアに向いています。
例えば、自作でPCを構築したりするのが好きな人は向いています。
インフラエンジニアになる方法
インフラエンジニアになる方法は3つあります。
- 転職エージェントを使って転職する
- 無料のITスクール&転職支援サービスを使って転職する
- 有料のITスクール&転職支援サービスを使って転職する
一つずつ解説していきます!

①転職エージェントを使って転職する
数ある転職エージェントの中からこれからインフラエンジニアを目指すあなたにおすすめの転職エージェントをご紹介いたします。
一番のおすすめはワークポートです。
ワークポートなら、未経験むけの求人やみんスクという無料で利用できるITスクールが利用できます。
また、ワークポートは未経験に限らずエンジニア転職にも強く、転職決定人数業界No.1という圧倒的実績があります。
②無料のITスクール&転職支援サービスを利用する
未経験でもネットワークエンジニアを目指せて就職率98%のネットビジョンアカデミーが一番のおすすめです。
ネットビジョンアカデミーはCCNAというネットワーク系の資格が取得できます。
また、ネットビジョンアカデミーはシェアハウス2ヶ月分家賃補助してくれる面白い仕組みがあります。
CCNAはIT業界では評価の高いベンダ資格であり、エンジニアとしてのキャリア形成を考えるととても優位です。
未経験でもネットワークエンジニアを目指せて就職率98%のネットビジョンアカデミーが一番のおすすめです。
ネットビジョンアカデミーはCCNAというネットワーク系の資格が取得できます。
また、ネットビジョンアカデミーはシェアハウス2ヶ月分家賃補助してくれる面白い仕組みがあります。
CCNAはIT業界では評価の高いベンダ資格であり、エンジニアとしてのキャリア形成を考えるととても優位です。
私も未経験でネットワークエンジニアになりましたが、就職しやすいし給与もプログラマよりも高めなのでとてもおすすめです!

Ranking No.1
NetVisionAcademy 5.0

就職率 | 無料体験 | 成果物 | 年齢制限 |
98.0% | なし | あり(資格) | 31歳まで |

ポイント
・ネットワークエンジニアのエントリー資格であるCCNAが取得できるスクールです。シェアハウス2ヶ月無料で学習に集中できます。
③有料のITスクール&転職支援サービスを利用する
有料プログラミングスクール付き転職支援サービスで一番のおすすめインターネットアカデミーです。
ぶっちゃけ、プログラミングスクールの中ではコスパ最強と考えています。
多くのコースで国からキャッシュバックされる教育訓練給付金対象となっており、最大で受講料の70%が支給されます。
また、インターネットアカデミーは講師の質も高く、大手企業のWebディレクター経験者で構成されていたり、オンラインだけではなく校舎での受講が用意されているなど、利用者のサポートも本気で考えてくれています!
さらには、10大キャリアサポートなど未経験での転職を強力に支援してくれるプログラミングスクールです!

注意事項
教育訓練給付金の受給には条件があります。詳細は、教育訓練給付金の制度や受給条件の記事をご確認ください。
おすすめ
インフラエンジニアは大変だけど、最高にやりがいのある仕事!

インフラエンジニアは確かに地味ですし、障害対応や夜間対応も大変な職種かもしれません。
ただし、アプリケーションの言語は流行がありますが、インフラの要素技術は変更が起きづらく一度身につけたスキルは長く使えます。
また、インフラがないとシステム自体は存在しえず縁の下の力持ち的な位置付けでやりがいもあると思います。
年収も高く資格とともに上げやすい職種だと思いますので、ぜひIT業界への転職はインフラエンジニアを検討してみてください。
私も最初インフラエンジニアで転職しておいて本当に良かったと思います。資格を取得したり黙々と構築する仕事はあっていました。
