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転職を引き合いに出して給与UP交渉はやめておいた方がいい理由3選

悩む人

転職を引き合いに出して給与交渉をしようと考えているけど、何か後で困ることがあるのかな?誰か詳しい人に教えて欲しい!

そんな疑問を解決します。

結論から言うと、転職を引き合いに出して会社に給与交渉を求めるのはやめた方がいいです。

私は自部署の責任者をやっており、たまにメンバーの中で転職を匂わせてくる人がいますが、あまり良くない結果が訪れることがほとんです。

べるぜ

本記事では、転職を引き合いに出して会社に給与交渉をした場合、会社からどのように思われるのか、どのようなリスクがあるのかについて現役組織長が徹底解説していきます。

本記事の信頼性

・本記事は、大手企業管理職として働いている経験から記載をしています。

・管理職歴は7年。

・メンバーのキャリア相談や退職の経験を踏まえて記載しています。

転職を引き合いに出して給与UP交渉はやめておいた方がいい理由3選

自分の給与がポジションが中々上がらない場合、かつ、転職に興味が出てくると自社でどこまで頑張るのか、転職しようか迷いが生じることがありますよね。

それは誰でもあることです。

ただし、転職に興味があることを会社に伝えてしまうのは、以下の3つを理由に基本的にはやめておいた方がいいと考えます。

  • 会社から「転職する気だから良い仕事を与えなくてもいいかな」と思われる
  • 会社から「転職する気だから給与上げなくてもいいかな」と思われる
  • すぐに転職しなかった場合、「転職を駆け引きにして給与交渉してきためんどくさいメンバー」というレッテルを貼られる

それぞれ一つずつ解説していきます!

べるぜ

①会社から「転職する気だから良い仕事を与えなくてもいいかな」と思われる

転職をほのめかされてしまうと、会社からすると「この人いつやめてもおかしくないな」と思われます。

そうすると、以下のような良い仕事を与えづらくなります。

  • リーダーのような成長や次のキャリアにつながる仕事
  • 新しいスキルが身につく仕事
  • 新規事業開発

当然、全員が全員そうではないですし会社との関係性がしっかり作れている人とそうではない人で対応内容は変わってきます。

例えば、今まで会社の難易度が高いプロジェクトを粘り強く対応してくれていて高い成果を出してきている社員では、「キャリアに関する悩みを正直に打ち明けてくれている」と考えます。

一方で、日頃から文句が多くパフォーマンスが高くない社員だと、上記のような良い仕事が与えづらくなるでしょう。

会社との関係性を振り返ってみて、自分がどう立ち回るべきか考えましょう。

べるぜ

②会社から「転職する気だから給与上げなくてもいいかな」と思われる

給与交渉を行うために転職を引き合いに出して逆効果になる場合もあります。

前述の通り、どちかというと比較的評価が高くない社員のパターンに発生する可能性が高いのですが、会社に残りそうにない人に対して会社に残ってもらいたいが故に給与UPするというのは中々打ち手として実行しづらいです。

一方で、活躍人材なら急いで給与を上げたり待遇を良くするということを考えることがあります。

自分の評価がどうなっているのか客観的に考えてから行動の仕方を考えましょう。

べるぜ

③すぐに転職しなかった場合、「転職を駆け引きにして給与交渉してきためんどくさいメンバー」というレッテルを貼られる

転職を引き合いに出して給与交渉をした後、転職せずにずるずる残り続けると、「めんどくさいメンバーだな」というレッテルを貼られる可能性があります。

ただし、レッテルを貼られたからと言ってすぐにマイナス待遇を受けるわけではありません。

その後、給料に応じた成果を出しているなら問題ないでしょう。

一方で、給与UPを良い事にダラダラと働きつづけるようなら、どんどん印象が悪くなってしまうため、注意が必要です。

転職を引き合いに出すのは慎重に!でも、人によっては良い交渉材料になり得る

転職を引き合いに出すのは注意が必要であることがわかったかと思います。

転職を引き合いに出す人によっては、給与UPを掴み取り且つ会社との関係性も維持できるため、とても良い手段と言えます。

実際に私の会社でも、転職を引き合いに出してマネジャーに昇任後、自分も仕事を楽しく取り組めて会社も評価しているという良いパターンも存在しています。

一方で、評価の高くない人が転職を引き合いに出して給与交渉すると、立場苦しくなって逆に給与DOWNみたいな事になりかねません。

自身の立場を客観視しながら、一つの交渉手段としてうまく使っていきましょう。

  • この記事を書いた人

べるぜ

●大手企業管理職 ●採用やマネジメントを担当 ●全社表彰や最優秀組織長賞等といった表彰をいくつも受賞 ●30代半ばにして年収1,300万円達成 ●大手メディアにマネジメントに関する寄稿経験あり

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