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Javaプログラミング能力認定試験3級対策とおすすめの学習方法

悩む人

Javaプログラミング能力認定試験3級を受験しようと考えているんだけど、どんな試験に勉強すれば合格するのかな?誰か詳しい人に教えて欲しい!

こんな疑問を解決します。

結論から言うとJavaプログラミング能力認定試験3級は初学者向けのエントリー資格です。

本記事では、Javaプログラミング能力認定試験3級の概要や勉強方法・対策について徹底解説します。

本記事を読めば、Javaプログラミング能力認定試験3級の概要や対策を理解し、すぐに合格に向けて動き出すことができます!

べるぜ

本記事の信頼性

・本記事は、実際20代IT未経験だった私が無料のITスクールを卒業して転職した体験談から記載をしています。

・IT業界に在籍して15年目になり転職3回。

・大手企業のIT担当管理職や採用担当の立場で、未経験の人が面接に来た際にどう捉えるかも含めて解説しています。

Javaプログラミング能力認定試験資格とは?

Javaプログラミング能力認定試験とは、「サーティファイ情報処理能力認定委員会」が主催・認定している民間資格です。

Javaに関する基本知識を問う試験で、オブジェクト指向に基づいてアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力があるかを、評価・認定します。

実施日程や合格点・合格率などの主要事項は、以下のとおりです。

レベル3級2級1級
試験時間60分90分150分
出題数6問7問2問
出題形式リモートWebテスト(多肢選択式)実技試験(パソコン使用)
合格点の基準60%以上の正解率
合格率51.76%(2022年度平均合格率)
受験料5,200円(税込)6,400円(税込)7,800円(税込)
試験日程2024年1月28日(日)2024年1月28日(日)2024年6月(日付未定)
申し込み締め切り2024年1月21日2024年1月21日

1級は「会場集合試験」です。

2・3級は「リモートWebテスト」による在宅・在社試験です。

出典:Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ

Javaプログラミング能力認定試験の難易度

Javaプログラミング能力認定試験には、1級、2級、3級それぞれ難易度が異なる3つのレベルが用意されています。

以下の表に各試験の受験スキルの目安を、経済産業省が定めたITスキル標準(ITSS)と、同レベルの試験例とともにまとめています。

ご自身のスキルを確認しながら、どのレベルが見合っているかを検討してみてください。

レベル難易度と対象者受験スキルの目安ITスキル基準(ITSS)同レベルの試験例
3級初学者向けJavaの基本知識を身につけた初心者の方オブジェクト指向の概念に関する基礎を理解している方レベル1ITパスポート試験LPICレベル1
PHP初級
2級初級Javaプログラマー向けJavaで簡単なプログラムが作れる方Javaの基礎知識や基本ルールを理解している方レベル2基本情報技術者試験
CCNA
LPICレベル2
1級中級者以上向けJavaで開発・保守運用の経験がある方プログラムの仕様変更や追加、変更仕様書の作成もできる方レベル3応用情報技術者試験
CCNP
LPICレベル3
Javaプログラミング能力認定試験の難易度

出典:プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ

Javaプログラミング能力認定試験の申し込み方法と有効期限

Javaプログラミング能力認定試験の申し込み方法を順を追って紹介します。

  1. 試験内容確認
  2. 受験料振り込み
  3. 受験票受領&試験会場・時間確認

なお、Javaプログラミング能力認定試験の資格には有効期限はありません。

資格取得後は永続的にライセンスを保持することが可能です。

出典:個人の方(公開試験案内・申込の流れ)/Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ

①試験内容確認

まずは、Javaプログラミング能力認定試験の日程や試験方法について株式会社サーティファイの公式を見ながら確認しましょう。

  • 公開試験の実施日
  • 公開試験の実施時間
  • 試験の実施形態
  • 受験料
  • 出題形式
  • 認定基準
  • 出題範囲

上記のようなことを押さえておきましょう。

べるぜ

3級だとリモート試験だけとなりますが、実施日時は指定されているため、注意が必要です。

②受験料振り込み

試験日時を確認したら、次は受験の申し込みを行いましょう。

受験申込と受験料の振込は同時期に行います。

支払い方法は以下の3つです。

  • コンビニエンスストア
  • クレジットカード
  • 銀行振り込み(手数料必要)

申し込み時の注意事項については、オンライン申し込み前にユーザー登録が必要で、3級の受験はリモートWebテストによる受験となるため、不正防止の観点から申込時に本人顔写真のアップロードが必要となります。

③受験票受領&試験会場・時間確認

受験申し込み後には、試験日の1週間前までに受験票発行通知メールが送信されます。

試験会場や実施時間、受ける級などを必ず確認しておきましょう。

Javaプログラミング能力認定試験過去問の探し方と活用法

Javaプログラミング能力認定試験のサンプル問題は、サーティファイの公式サイトで公開されています。

1級、2級、3級それぞれの問題と解答が用意されており、参考書や過去問集と併用して試験対策を進めることができます。

サンプル問題の活用方法は以下の通りです。

  • 1級
    • 「テーマプログラム」に対して「問題文」で求められる仕様変更や追加を行い、対応するプログラムを作成します。
    • 作成したプログラムの正誤は「解答」で確認できます。
  • 2級、3級
    • 「問題文」の指示に従って解答を進めます。
    • 解答が完了したら「解答」で正誤を確認します。

サンプル問題は公式サイトのPDFファイルから閲覧できます。試験前には実際の試験状況を想定してPDFを印刷し、制限時間内に解答できるか確認することをおすすめします。

Javaプログラミング能力認定試験 3級合格のための勉強方法

次に、3級試験の勉強方法を解説します。Java初心者の方は真っ先に過去問やサンプル問題にトライするのではなく、まずは問題集や参考書を繰り返し解いて試験対策をしておくことがおすすめです。

  • 出題範囲を理解する
  • 過去問付きの問題集や参考書を用意する

出題範囲やおすすめの問題集、最短で合格するためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

べるぜ

①出題範囲を理解する

まずはじめにJavaプログラミング能力認定試験3級の出題範囲について理解しておきましょう。主な出題範囲と内容を以下でご紹介します。

出題内容
Javaの基礎• Javaの特徴• Javaプログラムの作成ルールと実行手順• オブジェクト指向の基本的概念(オブジェクト、クラス、メソッドなど)
Javaの扱うデータ• 基本のデータ型(byte、short、int など)• 配列(基本データ型の配列、オブジェクトの配列)
演算子• 算術演算子(+、-、*、/、%)• 代入演算子(=、+=、-=、*=、/=、%=)• インクリメント・デクリメント演算子(++、- -)• 関係演算子(<、>、<=、>=)• 等値演算子(==、!=)• 論理演算子(&&、||、!)• 基本データ型の型変換(キャスト)
制御文• if、switch• for、拡張for• while、do• break、continue、return
クラスとメソッド• クラスの定義• メソッドの定義、戻り値、引数• クラスライブラリ(Stringクラス、StringBufferクラス、Mathクラスなど)

出典:出題範囲/Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ

データ型や演算子などの基礎の他オブジェクト指向に関する内容も出題されるため、あらかじめ対策をしておきましょう。

②過去問つきの問題集や参考書を用意する

出題範囲について理解したら、続けて問題集や参考書を揃えましょう。

公式テキスト

『Java™プログラミング能力認定試験 3級過去問題集』


▸ 出版社:サーティファイ
▸ 定価:1,650円(税込)

▸ 内容

”試験問題のレベルを知り、答練練習を繰り返すことで、合格に近づきます
サーティファイが主催する、Javaに関する知識と、オブジェクト指向に基づくアプレットやアプリケーションプログラムの作成能力を認定する試験の3級過去問題集です。”

出典:サーティファイ公式サイト

Javaプログラミング能力認定試験の公式問題集は、サーティファイが発行しており、過去の問題を含む解答と解説が付属しています。この問題集を活用することで、わからない部分を克服しながら実際の試験に近い問題に挑戦できます。過去6回分の過去問にチャレンジできるため、参考書での学習を終え、本格的な試験対策に入りたい方にはおすすめです。

おすすめの参考書

『やさしいJava 第7版』


▸ 出版社:SBクリエイティブ
▸ 定価:2,838円(税込)

▸ 内容

基礎をとことん丁寧に解説。だから、必ず習得できます。基本からオブジェクト指向まで、やさしい解説とサンプルコードで、疑問を残さずしっかり理解できる!OpenJDKに対応。

Javaの入門書において、売上累計部数No.1を誇る参考書です。Javaプログラミングの基本をわかりやすく解説している一冊であり、Javaの概要や文法のルール、クラス、オブジェクト指向などを網羅的に学習できます。

イラストや図解が入っており、初心者でも読みやすいような工夫がされている上に、豊富なサンプルプログラムも用意されています。各章の終わりには練習問題も用意されているため、自身の理解度を確認することも可能。

「Javaをイチから勉強したいけど理解できるか不安」という方におすすめです。
 
おすすめの問題集

『Java8問題集 理解を深める500問』


▸ 出版社:エスシーシー
▸ 定価:2,200円(税込)

▸ 内容

Javaの概念・プログラミングの基本・文法・構文がよくわかる!実力養成に役立つ演習問題を厳選500問収録!

出典:Amazon

こちらはJava初心者向けの演習問題集です。本資格専用の問題集ではありませんが、Javaの概念や文法など、Javaの基礎知識の理解を深められるような問題が500問と豊富に用意されているため、公式テキストを読んだ後の実力試しとしても活用できます。

書籍上で解く問題と実際にプログラミングを行う記述式の問題に挑戦できるため、「基礎をおさらいしたい」「問題を解きながら学習したい」という方におすすめです。

Javaプログラミング能力認定試験に最短ルートで合格するための勉強方法

Javaプログラミング能力認定試験に最短ルートで合格するための勉強方法は、以下のステップを順に進めていくことをおすすめします。

  • 基礎の学習
  • 問題集で実践
  • 質問と解決
  • 模擬試験とサンプル問題

Javaプログラミング能力認定試験は、他の言語と比べてやや難易度が高いため、初心者はまずは入門書で基礎を学びましょう。

ある程度基礎が理解出来たら、「問題を解くことを繰り返すこと」が最短ルートで合格するためのコツ。早めに問題集や模擬試験に取り組むことをおすすめします。

①基礎の学習

初心者の場合は、Javaの基本的な知識を身につけるための入門書を読みましょう。

特にオブジェクト指向についての理解も重要です。

②問題集で実践

試験対策用の問題集を数冊用意して、実際に問題を解いてみてください。

解答を進める中で不明点が出てきたら、調べて理解を深めましょう。

③質問と解決

不明点があれば参考書で調べたり、学習サイトで質問して解決しましょう。

SNSや学習コミュニティで質問することもおすすめです。

④模擬試験とサンプル問題

問題集を解き終えたら、巻末の模擬試験や公式サイトのサンプル問題に挑戦してみてください。制限時間を意識しながら解く練習をしましょう。

3級合格に必要な勉強時間は?

Javaプログラミング能力認定試験3級の合格に向けて、サーティファイ(試験の主催者)が推奨する学習時間は70時間です。

しかし、Javaやプログラミングが初めての方は、文法やオブジェクト指向の理解に時間がかかる可能性があるため、70時間から100時間の学習時間を確保することをお勧めします。

この目標を達成するためには、1日1~2時間の学習を2ヵ月間続けるスケジュールを計画すると良いでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験3級を取得するメリット

Javaプログラミング能力認定試験の取得には、次の2つの主なメリットがあります。

  • 自身の技術レベルを証明することができる
  • 他の試験の準備にも役立つ 

Javaプログラミング能力認定試験3級を持っていると、Javaやオブジェクト指向の知識が一定レベル以上あることが証明されます。

特にエンジニアを目指す未経験者の方々は、就職活動の際にこの資格をアピールポイントとして活用することができます。

また、「2級」と「3級」の試験は、「基本情報技術者試験(午後の部)」の出題形式を踏まえた構成になっているため、基本情報技術者試験の対策としても利用できます。

Javaプログラミング能力認定試験3級を取得してJavaスキルを身につけよう!

本記事では、Javaプログラミング能力認定試験の概要や過去問、難易度、勉強方法などについて解説しました。J

avaは多数のIT企業で採用されているプログラミング言語で、そのスキルを習得することで、様々な求人に対応できるチャンスが広がります。

そのため、Javaの基本的なスキルを習得するための一つの手段として、Javaプログラミング能力認定試験の受験を推奨します。

学習には一定の時間が必要ですが、それに見合う価値がある資格だと言えるでしょう。

また、未経験からIT業界への転職を考えている場合、Javaの資格を取得しておけばスキルはもちろん、意欲もアピールできるため有利になります。

未経験でJavaエンジニアになる方法

Java3級の資格取得を目指す方は、これからエンジニアとして成長していきたい方だと思います。

Javaの資格にはOracle公式が認定している「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」という資格があります。

一般的にはOracle公式のJava資格の方が有名です。以下の記事ではエントリー資格であるBronzeに触れていますが、Silverの難易度も低く未経験者でも資格取得は可能です。

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会社に入った後にスキル向上のためにJava資格取得を会社から求められることは良くありますが(特にSIERやSES企業)、未経験でこれから勉強しつつIT企業に転職してITエンジニアを目指す方には、プログラミングスクール&転職支援サービスが一体となったProgrammerCollegeがおすすめです。

ProgrammerCollegeなら、未経験でも受講した人の98.3%が就業に成功しています。

ProgrammerCollegeの利用は無料で、JavaSilver資格の受験料をProgrammerCollegeが負担してくれます。

ただし、ProgrammerCollege経由で就職先を決める必要があるため、プログラミングスクールの受講完了後に自ら転職活動を進めたい人は利用に注意が必要です。

ProgrammerCollegeの評判や特徴については以下の記事で詳細に解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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  • この記事を書いた人

べるぜ

●大手企業管理職 ●採用やマネジメントを担当 ●全社表彰や最優秀組織長賞等といった表彰をいくつも受賞 ●30代半ばにして年収1,300万円達成 ●大手メディアにマネジメントに関する寄稿経験あり

-IT未経験向け