
30代でIT未経験なんだけど、エンジニア転職は無理なのかな?誰か詳しい人に教えてほしい。
こんな疑問を解決します。
結論から言うと、30代IT未経験でエンジニアの転職はかなり難しいです。
ただし、30代IT未経験でもエンジニア転職に成功している人もいます。
本記事では、30代IT未経験ではエンジニアの転職が難しい理由と、30代未経験でエンジニア転職に成功した方法や実例について徹底解説しています。
本記事を読めば30代IT未経験で転職がかなり難しい理由と、転職に成功した人の転職方法が理解できます。

本記事の信頼性
・本記事は、実際20代IT未経験だった私が無料のITスクールを卒業して転職した体験談から記載をしています。
・IT業界に在籍して15年目になり転職3回。
・大手企業のIT担当管理職や採用担当の立場の側面もあり、未経験の人が面接に来た際にどう捉えるかも含めて解説しています。
IT未経験の転職エージェントのおすすめを徹底解説した記事も参考にしてください。
もくじ
ITエンジニアへの転職は30代未経験だと難しい?

ITエンジニアへの転職は30代未経験だと難しいのでしょうか。
結論、ITエンジニアへの転職は30代未経験だと正直かなり難しいです。
IT業界で15年で働き、現在IT部門の採用を担当している筆者の視点で理由は3つあります。
- 20代ではなくあえて30代を取る必要がない
- ITエンジニアの仕事についていけない
- マネジメントがしづらい
それぞれ解説していきます。

①20代ではなくあえて30代を取る必要がない
IT未経験でエンジニアを志望するのは30代の方だけではありません。
平均年収が高くリモートワーク比率の高いITエンジニアはIT未経験の20代からもとても人気があります。
そのため、ITエンジニア未経験転職市場は20向けの転職サービスで活況です。
その状況で、あえて採用要件を広げて30代を取る理由が正直ありません。
会社の募集要項見ても、「30代未経験OK」というのは中々見つからない。
スクールも30代からの転職保証はしないし、出来てもサポート?くらいが限度かなと。
あと「30代未経験OK」の会社だと、言い方悪いけれどブラック的な要素が満載か条件がどうしても悪い会社になってしまうパターンが多い。— ひつじ@スリープ👋 (@sheepiOS) August 14, 2018
こちらの方が言うように、中々見つからないと言うのが本当のところでしょう。

②ITエンジニアの仕事についていけない
ITエンジニアの仕事には以下のような特徴があります。
- 新技術がどんどん出るので毎日勉強が必要
- 仕事に決まった答えや方法論がなく自分で答えを見つけ出す必要がある
- 実力主義
仕事の仕方は20代でおおよそ固まってきます。
そのため、今までと全く違う環境で仕事をする変化に耐えられない方が多いです。
新技術がどんどん出てくるので、自らキャッチして学ぶ必要があります。
また、システム障害対応などは対応の答えがなく、仮説と検証を繰り返して解決に導く必要があります。
さらに、ITエンジニアは実力がとてもわかりやすいため、日本では珍しく実力主義が浸透している世界です。
年功序列ではないため、何年も現場で働いても全く給料が変わらないなんてこともあり得ます。
固まった仕事の仕方や価値観は中々変えられず、エンジニアに転職後活躍できない人が多いため、30代未経験のITエンジニア転職を難しくしています。
30代で「未経験でエンジニア転職で失敗しないため」には、転職する前に必ずプログラミング学習して「自走力」をつけることです
なぜなら「自走力」があることで「上司や他部署の人」から信頼されるから
僕は学習せず転職してしまい、挫折し休職してしまいました😣#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— ゆうき | 内向型HSPxエンジニア (@yuuchan5_9) March 12, 2021
こちらの方が言うように、自ら学んだり課題解決できる高度な自走力をつけないとやはり失敗してしまいます。

③マネジメントしづらい
30代の方が未経験の現場に入ってくると、周りの人が気を使ってしまいます。
年下が年上をずっと指導することも出てきます。
実際に指導する年下の方のこと考えると現場としても業務がやりづらいです。
年上の方が大体ビジネススキルやコミュニケーションスキルも高いため、30代未経験の方は先輩の指導方法が気になったりします。
関係性が悪化しないために年下の指導者に対して、マネジメント層はずっとフォローしなければなりません。
それだけマネジメント工数を掛けてまで30代の方を未経験でITエンジニアとして採用する理由が正直ありません。
エンジニア転職で年齢制限がない求人を見かけるが、未経験の場合は29歳以下という暗黙のルールがあるらしい😆
36歳からエンジニア転職を視野に入れてプログラミング勉強したのに…
「とにかく即行動」を心掛けてきたが、踏み出す前にリサーチすることも大事だね😣
— まるぼうず社長 (@mbztokumitsu) July 26, 2020
30代後半未経験がプログラマーに転職活動してわかったこと
・転職エージェントに相手にされない
・派遣にも相手にされない
・ネット経由でスカウトされても年齢を教えると音信不通
・プログラミングスクールに行くと無駄な努力はやめろと言われる
茨の道ですね
— ごま塩シンジ@30代後半、完全未経験からプログラマーに転職しました (@YSinzi) April 28, 2019
こちらの方々が言われる通り、茨の道です。

ITエンジニアへの転職を30代でも成功させる方法

これまでの話を聞いて、「30代はもう未経験でITエンジニアに絶対になれないの?」と考えたことでしょう。
でも、かなり難しいが可能性はゼロではありません。
実際に30代でも未経験でITエンジニア転職を成功させている方はいらっしゃいます。
30代未経験でITエンジニアへの転職を成功させる方法として、以下の手順に沿って進めるのがおすすめです。
- IT未経験で取れる資格を取得
- 安めのオンラインプログラミングスクールを利用
- ポートフォリオ(成果物)を作成する
- 転職エージェントに相談
- 本格的なプログラミングスクールに入る
すぐにITエンジニア転職を実現すると言うのはかなり難しく、1年くらい掛けて未経験ITエンジニア転職を実現するのが現実的です。
スキル向上だけではなく、「自律性」「継続学習力」「向き・不向きを見極める」と言う目的があります。
いきなり高額なプログラミングスクールに入るのをおすすめしないのは、ついていけない可能性がある(というかかなり高い)ためです。
また、高額なプログラミングスクールに入ったところでITエンジニア転職が保証されるわけではありません。
あくまで高額なプログラミングスクールは最終手段と捉えましょう。
なるべく早くITエンジニアになりたい方や、ある程度投資する覚悟があるなら高めのプログラミングスクールにいきなり入るのもありです。

①IT未経験で取れる資格を取得

IT未経験なのに本当に資格なんて取得できるの?
そう疑問に思った方もいると思います。
結論、取得できます!私も実務未経験で資格を取得できています!

IT系の資格は大きく以下の2つに分かれます。
- 基本情報処理などの国家資格
- OracleJavaなどベンダ(民間)資格
詳しくはIT未経験でも取得可能な資格の記事をご確認いただきたいですが、私のおすすめはOracleMasterなどの民間(ベンダ)資格の取得です。
基本情報処理などの国会資格は広くIT全般の基礎的な知識をつけるには持ってこいです。
ただし、情報の抽象度が高く業務に直結しません。
「資格取得=業務知識」に直結するベンダ(民間)資格がおすすめです。
国家資格も取得できる余裕があるなら勉強すれば良いですが、優先順位はベンダ資格と考えています。

ベンダ(民間)資格のテキストや問題集を見ると、最初わけがわからないでしょう。
でも、問題集をやり続けてわからないことをネットで調べ続けるとなんとかなります。
逆を言うとこれくらいもできないようでは、未経験でITエンジニアになった後に変化の早いITエンジニアについていけません。
未経験でIT系の資格を取得しているだけで印象もスキルも違ってくるため、取得しておきましょう。
きちんと勉強すれば2〜3ヶ月で取得可能です。

②安めのオンラインプログラミングスクールを利用
資格取得と並行して、理解を深めるために費用が安めのオンラインプラグラミングスクールを利用しましょう。
費用が安めのオンラインプログラミングスクールは侍テラコヤがおすすめです。
数十万円する高額なプログラミングスクールではなく、数千円程度の低コスト・軽めの気持ち・内容で始められるものを必ず選びましょう。
侍テラコヤなら、入会金不要でいつでも退会可能です。
ただ、軽めに始められる分、自律的に学習を進めないとお金が無駄になります。
これもエンジニアに求められる自律性の訓練になると思って積極的に取り組みましょう。
この段階で「自分にはITエンジニアは合うか合わないか」が大体わかります。向いていないと途中でやめても出費が最低限に抑えられます。

③ポートフォリオ(成果物)を作成する
ここまできたら、目に見えて転職時にアピールできるポートフォリオ(成果物)を必ず作成しましょう。
ポートフォリオ(成果物)はとりあえず何個か自力で作成して少しずつ品質を上げていく必要があります。
まずはUdemyで、Webアプリ開発講座などを購入することで成果物作成の感覚を養いましょう。
Udemyとは
- Udemyは、世界最大のオンライン学習プラットフォームです。
- 1講座(動画)買い切り型となっており、自分のペースで好きな講座を学習することができます。
Udemyで販売されている「Webアプリ開発講座」だと、Webアプリを自分で作成し切るところまで動画で学習することが可能です。

上記はUdemyで実際に私がレビューや学習のため購入した講座です。
Udemyは通常価格ですと15,000円〜30,000円と1講座あたりは高額です。
ただし、Udemyは定期的にセールを行っており90%OFFになって1,000円程度で講座を購入することもできます。
注意事項
Udemyをセール以外のタイミングで購入するのは絶対やめましょう!
特にWEB開発系だと必ずセールになるタイミングが発生するため、待つことをおすすめします。
また、初回登録時やアカウントごとにはいくつかセール価格が設定されることがあります。
そのため、気になる方はまずはUdemyに登録してみてセールを行っているのか確認しておきましょう。
なお、運よくセールのタイミングに合えば、10個くらい講座をまとめ買いしておくのがおすすめ。
まとめ買いできるのであれば、侍テラコヤのようなサブスクサービスの申し込みは不要です。
④転職エージェントに相談
ここではじめて転職エージェントに相談しましょう。
あなたの熱意と身についたスキルで転職エージェントに相手にされないということもほとんどなくなっているでしょう。
ただし、「30代で未経験自体がお断り」という転職エージェントも存在します。
30代前半ならまだしも、30代後半になると求人を紹介してくれる転職エージェントはかなり限られてくるでしょう。
そんなところに相談しても時間の無駄です。
そのため、30代未経験でも求人を紹介してくれるリクルートエージェントにまずは相談しましょう。
ただ、30代未経験の転職自体がとても難しいので、何社受けても落ちる可能性は十分にあります。それくらい厳しい道のりです。

⑤本格的なプログラミングスクールを利用する
転職エージェントに相談して内定を貰えなかったら、最後に転職支援付きの本格的なプログラミングスクールを利用します。
転職支援付きとは
プログラミングスクールと転職エージェントが一体となったサービス。提携した転職エージェントを利用して転職サポートを受ける場合もあり。
また、プログラミングスクールの中には転職保証サービス付きのものがあります。
転職保証とは
転職できなかったら受講料が返金される制度のこと。どこかに必ず転職できるという意味ではないことに注意が必要。
ただし、この転職保証は基本的に20代でしか適用されません。
そのため、以下の観点でプログラミングスクールを選ぶ必要があります。
- 30代未経験のITエンジニア転職実績のあるプログラミングスクール
- 教育訓練給付金付き講座でコスパ高く利用できるプログラミングスクール
教育訓練給付金講座とは、経済産業省指定の講座を受講すると受講費の最大70%がキャッシュバックされるという素晴らしい制度です。
税金が使われるため対象講座は限定されていますが、利用を検討すべき制度です。
注意事項
教育訓練給付金の受給には条件があります。詳細は、教育訓練給付金の制度や受給条件の記事をご確認ください。
上記観点を前提に2つのおすすめプログラミングスクールをご紹介します。
プログラミングスクール | 費用(税込) | 転職保証 | 30代転職実績 | 教育訓練給付金 | 評判・解説記事 |
---|---|---|---|---|---|
DIVE INTO CODE | 547,000円 | あり | あり | 対象 | >>DIVE INTO CODE 評判 |
RaiseTech | 448,000円 | 半永久 | 豊富 | 対象外 | >>RaiseTech評判 |
DIVE INTO CODEは費用は高めですが、教育訓練給付金対象講座に指定されており70%キャッシュバックされるため、20万円ほどで利用できます。
30代以上の転職実績もありますし、転職保証もあるため一番のおすすめです。
RaiseTechは教育訓練給付金対象ではないですが、30代以上の転職実績が豊富です。
諦めない限り、転職支援はずっと継続してくれる半永久サポート付きです。
#RaiseTech 受講生が頑張ってくれまして、転職実績の最高齢を更新できました。
42歳、未経験。
AWSのre:Inventに毎年出るようなバリバリの会社さんに内定。ちなみにポートフォリオはほぼない状態での内定です。
勿論全員に再現性を出すのは難しい年齢ですが、40代でもまだまだ行けますね。
— エナミコウジ (@koujienami) July 13, 2021
CIer企業より内定を頂きました。
31歳未経験からAWSを勉強して約9ヶ月。何回も挫折したけど目標を達成出来ました。RaiseTechの講師の方々、仲間のおかげです。この場で感謝申し上げます。年齢、コロナを言い訳せず、継続する事の重要性を証明出来たと思います。これからも慢心する事なく頑張ります。
— もりも@クラウドエンジニア見習い (@manapapa0524) June 18, 2021
どちらかを選べと言われたら、コスパが高く転職保証付き&教育訓練給付金対象のDIVE INTO CODEを選択します。

おすすめプログラミングスクール
DIVE INTO CODE

就職率 | 学習時間 | 転職保証 | 料金 |
非公表 | 640時間 | 転職できない場合返金 | 547,000円 |

ポイント
・教育訓練給付金支給対象講座となっているため、高い投資対効果でエンジニアスキルを身につけ、エンジニアとして転職できます。
おすすめプログラミングスクール
RaiseTech(レイズテック)

就職率 | 学習時間 | 転職保証 | 料金 |
非公表 | 300時間 | 半永久サポート | 448,000円 |

ポイント
・未経験から年齢制限なしでクラウドエンジニアを目指せる。サポートや就職支援が半永久で利用できる。
30代以上エンジニア未経験の実例
厳しいことは言いつつも、実際に30代以上未経験でエンジニア転職に成功した方も何人もいらっしゃいます。
ただし、どの方も環境の厳しさ・努力の必要性については言及されているので、簡単な道ではないことはご理解いただいた方がいいかと考えています。
30代中盤未経験エンジニアとして生き延びた
30代中盤未経験エンジニア(仮)
なんとか一週間生き延びましたー!!
それだけで優勝!国民栄誉賞!!コミュ力、超絶必須の世界でした。
(少なくとも自分の現場は)
30代中盤未経験ってもう逆にそこ武器にしないと
年下の方々に質問すらしづらくなるので
地盤作り、本当に大事だと思いました…!— 蜜月@30代中盤未経験インフラエンジニア(仮) (@mitsugetsu_000) February 4, 2022
30代未経験でも興味あって努力できならおすすめ
僕も30代未経験で転職しましたけど、興味あって努力できる人だったら勧めますね!面白い業界ですし。
— こたろう@エンジニア (@kotakota8448) June 28, 2022
1年後に年収420万になった
30代未経験エンジニア年収300スタート。
1年経過後、昇給しました。結果
年120プラス— じゃじゃみ3rd(◍•ᴗ•◍)@発展途上 (@jajam1n) October 14, 2021
30代未経験エンジニアは無理説は真に受けなくていい
30歳未経験はエンジニア無理説
コーチによれば真に受けなくていいと。wwww
ベテランエンジニアさんがそう言うんだから
30代未経験エンジニア志望のみなさん、引き続き学習頑張りましょう!😆#プログラミング#プログラミング初心者#エンジニア転職#30歳未経験— おもち (@mochitsuma721) September 16, 2021
30代後半未経験でエンジニア転職できた
ちなみに私は30代後半、未経験、エンジニアに活かせるような職歴もないという不利な条件でしたが、ポートフォリオ+αからのポテンシャルを評価してもらえたように思います。
書類落ちは確かに多かったですが、それほど年齢の壁は感じず。
— すずめ (@suzume0100) January 28, 2020
30代未経験エンジニア転職に成功した
昼に呟いた通り、転職活動終えましたので30代未経験エンジニア転職を目指す人に、どうしても伝えたいことを記事にしました。私の場合は結果オーライですが、本当に真剣に50代までのキャリアパス考えないとダメだと思います。#駆け出しエンジニアと繋がりたい #未経験歓迎 https://t.co/YInNqNnaOB
— ブンニー@文系大手からITベンチャー (@mjw5nNXGJauPQGR) December 23, 2020
30代・40代の未経験エンジニアも増えてきた
30代・40代の未経験エンジニアも
かなり増えてきた印象頑張って欲しいって思うんですが、
僕が一番応援したいと思うのは
ママエンジニア✨僕が母子家庭のせいか
応援したくなります🎌強い女は魅力的💄#プログラミング#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— 将@田舎でリモートエンジニア (@shos1221) February 18, 2020
30代以上の未経験エンジニア転職には厳しい声も
30代以上で未経験エンジニア転職を成功させた方もいれば、やめておけという厳しい声も多くあります。
本記事ではその一部を紹介しますが、実際に成功している方もいるので、「とても厳しい転職活動になりそう」ということを理解し、本当に一歩踏み出すのかを判断頂ければと考えています。
30代の未経験エンジニア転職だと10件中1件書類が通るくらい
30代の未経験エンジニア転職では10件応募して1件書類が通るぐらいが普通。通らないことに落ち込むよりも、前提として1/10件ぐらいのものだと受け入れる勇気が必要
その上で、3/10件まで成果を高めるためには何が必要なのか分析して、改善し続けるしか結果がでない#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— タック@元公務員webエンジニア (@tack__k) August 21, 2021
1ヶ月ほどで転職活動に疲れてしまった
30代から未経験エンジニア転職を目指している方、一月ほど活動したら疲れてしまったと
当初はAWS資格取得を目指していたが
普段仕事しながらだと無理もない
求人の厳しい現実を感じたダメージもあるのだろう— 心がポッキー(6億円) (@lawliteqed) January 27, 2022
30代未経験エンジニアなんて雇いたくない
正直30歳超えて未経験エンジニア志望だの起業したいだのいい加減諦めろって。30代の未経験エンジニアなんて雇いたくないし一緒に仕事もしたくないし、使えないしでさwwww
— 竹中 (@BBY131) October 7, 2021
30代から未経験エンジニア転職するにはリスクがある
30代から未経験エンジニア転職をするのはリスクがある
・半年間転職活動するも転職できずスクールに通う
・就職先でプログラミングさせてもらえない経歴、文章力、対人力、運、時代。あらゆる要素があるので、100%安全ではないけど、挑戦する価値は必ずある#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— タック@元公務員webエンジニア (@tack__k) September 24, 2021
30代未経験エンジニアは企業が求めていない
昨日見た動画で
「30代から未経験エンジニアは転職するな」
要約すると・企業側が求めていない
・30代は集中力が低下しているから不利
・新卒勢に追いつけない正論ですね。
でも気にすることないです。
ちなみに「耳が痛いけど、見返してやろう」と思う人は強いw#駆け出しエンジニアと繋がりたい— 🔺🦖イトダイ@うるし (@Dsk8103) June 2, 2020
IT業界に未経験で転職した後の方が、死ぬほど大変だった話も聞いておきたい

ここからは私の体験談です。
言いたいことは、「入るよりも入った後の方が大変だよ」ということです。
私は未経験で無料のITスクール卒業後に紹介予定派遣(派遣社員の後に正社員雇用される)で就業後に正社員雇用されませんでした。
その後、派遣社員として仕事をしながらCCNAという資格を取得して1部上場企業の転職に成功しました。
その1部上場企業に転職後がめちゃくちゃ大変だったという話をいくつかさせていただきます。

研修だと思いきや、すでに同期の中で競争が始まる
入社直後は社内で用意されているプログラミング研修や開発マネジメントの研修を1ヶ月くらい集中して受けました。
研修の中で作ったものやそのスピードは同期入社と常に比較されました。
たいしてできのよくなかった私は、かなり精神的にきついものがありました。
お金を貰いながらスキルアップさせてもらっていたので、競争意識を煽って自己学習に繋げるのは普通かなと思っていますが、プレッシャーを強く感じる日々でした。

甘えられるのも最初のうちだけ
研修が終わった後は、すぐに現場に投入されました。
見慣れない人、見慣れない仕事、使い方のわからない設計書や設定書。
試行錯誤して作っても仕様通りじゃないと怒られる。
これが本当にきつかったです。
現場のマネジャーも配属された未経験者を育成する責務があります。
また、技術面以外では何年か社会人を経験した後の扱いなので、立居振る舞い面についてもかなり厳しいという事を理解しておいた方がいいです。
私はこのタイミングで血尿が出ました。今振り返ってもそれくらい本当に厳しかったです。

IT技術は日進月歩。勉強し続けるからこそ収入が上がっていく
IT技術は日進月歩という言葉が本当に当てはまります。
新しいプログラミング言語、新しいベンダ製品や新しいバージョンのリリース、5GやIoT、クラウド、SD-WANといった新しい技術ソリューションを理解し、自分のものとすべく自己研鑽していく必要があります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)のような概念的なものを具体化して、推進できるようなマネジメントスキルの向上も求められます。
結局、IT業界で生き残っていくということは、自分の価値を積極的にUpdateし続けられる人だけです。
この常に自己研鑽が求められる厳しさは、入ってから気づいたことです。
とは言いつつ、働き方変革によって環境が激変して世の中的にも変化やUpdateを強制的に求められているので、もはやIT業界だけの話ではないかもしれません。だったら給料の高いIT業界の方がいいかもしれません。

未経験で転職して私が最初に苦労したり次の転職で失敗した話をまとめた記事もありますので、そちらも参考にして見てください。
未経験でもITエンジニアを目指すべき3つの理由

厳しいことを言っていますが、それでもITエンジニアに転職した方が良い3つの理由についてそれぞれ解説していきます。
かなりきつい思いをしてでも、未経験でITエンジニアを目指した方が良いと考えています。
- IT業界は他職種よりも平均年収が高い
- IT業界は人材不足に悩んでおり、ITエンジニアの需要は今後も高まる
- IT業界のリモートーワーク率は高く、ワークライフバランスを整えやすい
①IT業界は他職種よりも平均年収が高い

IT自体の年収は、全体と比較しても40〜50万円と高いです。
なんだそれだけかよ、と思いがちですが、40年働くと約2,000万円です。
2,000万円の差ってメチャクチャ大きいですよね。
普通に仕事していて2,000万円多く稼ごうと思ったら、とても大変だと思います
それが、業界に入れば手に入ると思うと、掛ける労力に対して得られるものが非常に大きいです。
日本の人口が減っていってマーケット自体が縮小され企業も苦しくなっていく中、2,000万円の差を埋めようと思ったら今後は相当大変だと思います。

②IT業界は人材不足に悩んでおり、ITエンジニアの需要は今後も高まる

先程日本の人口が減っていって、マーケットが縮小していく話をしました。
にも関わらず、拡大している業界がIT業界です。
10年後の2030年には、数十万人規模でIT人材が不足するという試算がされています。
縮小していく環境で、拡大して供給が追いつかないIT人材は、仕事が当面無くなることもないですし、需要と供給のバランスが取れていないため、報酬もドンドン上がっていくのでは無いかと予想されています。

③IT業界のリモートーワーク率は高く、ワークライフバランスを整えやすい

昨今、働き方の柔軟性が叫ばれるようになってきており、特にリモートワークによる家庭フォローや副業による生産性向上が注目されています。
今後、自分の人生を有意義にしていくためにはリモートワークは欠かせないものになっていきますが、IT業界のリモートワーク率は極めて高いです。
若いうちにIT業界に入っておき、リモートワーク前提のライフプランを行う大チャンスかと思います。
家庭のフォローもできますし、出社時間を副業に当てられるので、最高です。

ITエンジニアへの転職は30代未経験でも可能!

30代未経験でもITエンジニアへの転職は可能です。
- 実際に30代でエンジニア転職に成功している人もいる
- ただし、道は険しい
- いきなり高額なプログラミングスクールはあまりおすすめしない
- 時間を掛けてスキルを上げていく必要がある
- 根本的に向いていない人もいるので、まずは軽くやってみるのがおすすめ
- エンジニアになると、高年収・安定した仕事・リモートワークが付いていくる
私も未経験でエンジニア転職しましたが、努力した分年収に反映されますし、フルリモートで子供を見ながら仕事ができてとてもハッピーです。
動くのが遅いと時間だけが経ってどんどんエンジニア転職が難しくなるため、すぐに行動しましょう。
侍テラコヤなら3,000円くらいで軽く始められますし、まずはお試しでやってみることをおすすめします。